GALLERIA SV レビューと評価。パワフルで省スペースなゲーミングPCを探している方に!!
- 基本スペック・仕様・サイズ
- ゲーミング性能に関するベンチマーク測定結果
- 基本的な処理能力に関するベンチマーク測定結果
- GALLERIA SV で PUBG をプレイ!快適な環境でプレイするためのベスト設定は?
基本スペック・仕様・サイズ
最近気が付いたんですが、ドスパラ通販サイトの各商品ラインアップが、以前よりもシンプルに見やすくなっていますね。以前のものがどんなだったかウル覚えですがw これは良いです選びやすいです。人気ランキングベスト3には王冠アイコンもくっ付いていますし。
今回のレビューは GALLERIA SV というモデルですが、BTO界隈でいくとスリム型のハイエンドゲーミングPCを展開している所って少ない印象ですからレアですね。小さめのパソコンでがっつりPCゲームやりたいなら、価格も加味してこれが一番おすすめなんじゃないか?という商品です個人的に。では詳しくレビューしていきたいと思います。
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グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1070 Ti 8GB |
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CPU | Intel Core i7-7700 (クアッドコア, 定格 3.60GHz, ターボ・ブースト時最大 4.20GHz, 8MB L3 キャッシュ, インテル ハイパースレッディング・テクノロジー対応) |
メモリ | 8GB PC4-19200 (DDR4 SDRAM, 4GBx2, デュアルチャネル, 最大 32GB) |
SSD | 500GB SSD |
HDD | 2TB SATA 6Gb/s 接続(SATA Ⅲ) |
マザーボード | Intel H270 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード |
電源 | 500W 静音電源 (SFX 80PLUS GOLD) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続) |
サイズ | 105(幅)×350(奥行き)×382(高さ) mm |
重量 | 約 7.2 kg |
OS | Windows 10 Home インストール済み |
キーボード | GALLERIA Gaming Keyboard(USB接続) |
マウス | GALLERIA レーザーマウス(5ボタン,マッドブラック,USB接続) |
※仕様は変更してあることもあるので、必ず公式サイトを確認してみて下さい。 |
公式通販サイトを確認してもらえると分かりますが、1070 Ti を搭載しながらも価格は18万円台なんですんね、これは安いです。ただし!!これにはカラクリがありまして、CPU は第7世代なんです。なのでチップセットも Intel H270 という事。
最新の第8世代でお探しの方はこの時点でNGなので悪しからず。ドスパラさんの場合、タワー型モデルの GALLERIA シリーズなら第8世代がありますので、そちらを検討する事になります。
因みにメモリも PC4-21300 じゃなくて、一世代前の PC4-19200 って事も付け加えておきます。これは何も最新じゃない事を目一杯disってるワケじゃありませんよ。これで普通にスコアが出るというか、FPS値も十分で体感として快適ならザッツオーライって事ですよね。
という事でまずはベンチマーク測定から。
ゲーミング性能に関するベンチマーク測定結果
人気タイトル・定番ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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最高品質 | 20354 | すごく快適 |
ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター |
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最高品質 | 14188 | 非常に快適 |
高品質 | 14641 | 非常に快適 | |
標準品質 | 17359 | 非常に快適 | |
ドラゴンズドグマオンライン |
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最高品質 | 13081 | とても快適 |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 6 | 058862 | 快適に動作 |
モンスターハンターフロンティア オンライン |
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- | 039145 | - |
バイオハザード6 |
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- | 22985 | RANK S |
GeForce GTX 1070 Ti 8GB/Core i7 7700 (全ソフト共通 … 解像度 1920 × 1080 pix / フルスクリーン) |
いや、めっちゃスコアいいですよね。前回レビューした GALLERIA ZJ 8700 は Core i7 8700 × GeForce GTX 1060 3GB の組み合わせだったんですが、しっかり 1070 Ti という事をアピールできるスコアになっています。全てにおいて GALLERIA ZJ 8700 を上回る結果に。
3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)
TIME SPY 1.0 |
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SCORE | 6289 |
Graphics Score | 6574 | |
CPU Score | 4698 | |
FIRE STRIKE 1.1 |
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SCORE | 15311 |
Graphics Score | 19762 | |
Physics Score | 12564 | |
Combined Score | 7250 | |
GeForce GTX 1070 Ti 8GB/Core i7 7700 |
これも GALLERIA ZJ 8700(Core i7 8700 × GTX 1060 3GB)との比較で言えば余裕で上回ってます。今回の SV も ZJ 8700 と同じように Core i7 8700 だともうちょっとスコアは伸びるのかもしれませんが、これは多分ほんのちょっの予想。
7700 から 8700 になった事でのスコアの伸びはさほどでしょうから、コスパ的に断然評価できるのが、この GALLERIA SV だと思います。
VRMARK
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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SCORE | 9801 |
Average frame rate | 200.88 fps | |
Target frame rate | 109.00 fps | |
GeForce GTX 1070 Ti 8GB/Core i7 7700 |
以上、ベンチマーク測定でした。
基本的な処理能力に関するベンチマーク測定結果
CPU-Z(Intel Core i7 7700)
CPU-Z ベンチマーク結果 |
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CPU シングルスレッド | 474.1 |
CPU マルチスレッド | 2405.2 |
流石のスコア。7700K と比較するとどうでしょうか。
Intel Core i7 7700 と 7700K で CPU-Z のベンチマーク比較
CPU シングルスレッド | CPU マルチスレッド | |
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Intel Core i7 7700 | 474.1 | 2405.2 |
Intel Core i7 7700K | 492 | 2648 |
BOX版の最安値 | 34,798円 | 37,476円 |
ここはやはり若干 7700K が優秀。価格差は現時点で 2,678円。これをどう評価するか?ですが、私なら 7700 で十分だと思います。TDP も 7700 が 65W、7700K だと 91W ですからね。7700 は省エネなワケです。
CINEBENCH R15(Intel Core i7 7700・GeForce GTX 1070 Ti 8GB)
CINEBENCH R15結果 |
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CPU | 892 cb |
OpenGL | 134.08 fps |
Intel Core i7 7700・7700K の CINEBENCH の比較
CPU(cb) | OpenGL(fps) | |
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Intel Core i7 7700 | 892 | 134.08 |
Intel Core i7 7700K | 958 | 138.62 |
これも 7700K が高いですが OpenGL では差がほとんどありませんでした。
CrystalDiskMark 6.0.0 Shizuku Edition x64(SSD・HDD)
SSD(525GB)
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crucial CT525MX300SSD1 525.1 GB ベンチマーク結果 |
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HDD(2TB)
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SEAGATE ST2000DM006-2DM164 2000.3 GB ベンチマーク結果 |
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GALLERIA SV で高評価できるもうひとつの材料としては、標準で搭載しているストレージの容量が多いという事です。SSD 500GB、HDD 2TB です。SSDあたりは 半分くらいパーティションで切って使ってもイケそうです。
GALLERIA SV の内部は相当ぎゅうぎゅうにパーツが配置されています。ただ、これ凄いですよね。芸術的な空間の使い方。グラボが見えませんが、上部の裏側に搭載されています。
見ての通り拡張性は皆無ですから、標準で容量多めのストレージになっているのはありがたいです。あと、メモリが結構抜き差しやりづらいです!なので、後述していますが 16GB にカスタマイズしておくと、当たり前ですが予め挿さって届きますので、特に初心者の方はそうした方が良いかもしれませんね。
メモリを抜くのが結構難しかった…。
GALLERIA SV で PUBG をプレイ!快適な環境でプレイするためのベスト設定は?
PUBG…遂にドン勝したーー!!!初ドン勝まで2ヶ月を費やしましたアラフォーおっさんです。いやーめっちゃ嬉しかったですねー。
ここまで230時間位プレイしてきたのですが、正直PUBGはゲーミングPC側の性能に応じてプレイの質に差が出るゲームだと思います。FPS、PUBGしかやってませんが、他のゲームの動画を観ててそう思います。
各設定でフレームレート平均を測ってみた
FRAPSLOG | 測定の尺(フレーム数) | FPS 平均 |
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ウルトラ | 275157 | 89.084 |
高 | 68554 | 102.441 |
中 | 90654 | 105.877 |
低 | 126344 | 111.659 |
非常に低い | 156477 | 121.347 |
問題無しですね。ウルトラで 90 近く出てます。GALLERIA ZJ 870 0… GTX 1060 3GB だと50いくか行かないか?で 60 切ってたので、これは大きいです。
この測定のために5回戦したわけですが、成績は今回は全然でした。最高3kill、#4でした。でもその最高成績はウルトラ設定で出しました。余談ですが、私が普段プレイしている現在メインのゲーミングPCは GeForce GTX 980 なんですよね。CPU も Core i7-6700K。
話を戻しますと、体感的に 1060 あたりだと心もとないんですが、1070 Ti になってくるとガチで安定感あります。PUBGガチ勢を目指すならグラボに予算を割く必要がありますね。もっと言うとゲーミングデバイス全部w
PUBGって結構カクつきが命取りなんですよね、特に降下後の最初のドンパチの時に即効で銃を拾う時に、自分のメインPCの環境だとラグってもたつくんです。これが結構致命的で、場合によっては同じ銃を狙ってきた相手に先にゲットされて逃げるもハチの巣に…!!なんて事が一度や二度じゃありません涙。(下手だからというのは却下。)
それが無かったですね GALLERIA SV の場合。ゆるくやるには十分すぎる性能ですが、しっかりやるには結構最低限感もある。それがPUBG用のゲーミングPCを選ぶ時の悩ましい所だと感じますが、お値段的に GALLERIA SV ならその両方にリーチしていると思います。
プレイするだけならウルトラ設定で全然快適だった!
という事で計5回ほどプレイしてみましたが、ウルトラ設定で最高成績が出たのはちょっと嬉しかったです。PUBGの魅力に「ビジュアルのリアルさ」があると思っていて、アレがドキドキ感を倍増させていると思います。
今回、不思議と一番快適にプレイでたんですよね、1080 Ti のモデルの時よりも…。なんでだろ?まあ、PUBG側の環境(サーバーやプレイした時の密集具合とか周りのオブジェとか)に依存はすると思いますので一概に言えませんが、
GALLERIA SV はウルトラでも快適にプレイできる!
という体感での印象です。ただ、配信を絡めるならウルトラではなく高や低推奨ですけど。
メモリは16GBに増設推奨
PUBGはメモリ結構使います。特に人が密集しているロビーとか、最初の降下では7~8GBくらい使っています。これだと普通に8GBでは厳しいですから、メモリ増設推奨です。もちろん8GBでもプレイできましたし、大丈夫です。
ドスパラ通販サイトで見ると、
おお!カスタマイズ画面のデザインと使いやすさが格段に良くなってる…!…という事でメモリをチェックするとやく10,000円ですね…プラスする事で 16GB になります。税抜きでギリ20万以内です。
今回の GALLERIA SV の最大の魅力は、ハイエンドのデカいグラボを積みながらも、
このサイズ感!このサイズ感!このサイズ感だって事です。105(幅)×350(奥行き)×382(高さ)mm というサイズ感でこの性能を実現している所でしょう。
以上、GALLERIA SV のレビューを終わります。