GALLERIA DF レビューと評価。予算15万円くらいでゲーミングPCを狙っている人に最適!!
- 基本スペック・仕様・サイズ
- ゲーミング性能に関するベンチマーク測定結果
- 基本的な処理能力に関するベンチマーク測定結果
- マザーボード、電源ユニット、グラフィックボードなど、ケース内部のパーツをチェック
- GALLERIA DF で PUBG をプレイ!快適な環境でプレイするためのベスト設定は?
基本スペック・仕様・サイズ
ここ最近のレビューでは Intel Core i7 プロセッサー搭載モノを中心にしてきましたが、やはり最新の Core i7 × 1000番台のハイエンドグラフィックボードだと、本体価格が20万円を超えてくるものばかりなので、学生さんや『ちょっとそこまでお金をかけるのはキツい…。』という方には参考になりずらいと思います。
という事で今回は本体価格が15万円前後のゲーミングPCという事で Core i5 7500 搭載の GALLERIA DF をチョイスさせてもらいましたドスパラさんいつもありがとうございます。
今回のレビューのキモは『Core i7 と Core i5 でどう違うの?Core i5 で大丈夫なの?』という所だと認識しているので、Core i7 × GeForce GTX 1070 Ti 8GB との比較をしてみます。
ではどうぞ!
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グラボ | NVIDIA GeForce GTX1070 Ti 8GB |
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CPU | Intel Core i5-7500 (クアッドコア, 定格 3.40GHz, ターボ・ブースト時最大 3.80GHz, 6MB L3 キャッシュ) |
メモリ | 8GB PC4-19200 (DDR4 SDRAM, 4GBx2, デュアルチャネル, 最大 64GB) |
SSD | 250GB SSD |
HDD | 1TB SATA 6Gb/s 接続(SATA Ⅲ) |
マザーボード | Intel B250 チップセット搭載 マイクロATX マザーボード |
電源 | DELTA 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE / GPS-500EB D) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続) |
サイズ | 185(幅)x 395(奥行き)x 370(高さ)mm |
重量 | 約 8.2 kg |
OS | Windows 10 Home インストール済み |
キーボード | GALLERIA Gaming Keyboard(USB接続) |
マウス | GALLERIA レーザーマウス(5ボタン,マッドブラック,USB接続) |
※仕様は変更してあることもあるので、必ず公式サイトを確認してみて下さい。 |
現在グラボが無料アップグレードで「GeForce GTX1070 8GB(PCI Express3.0)」⇒「NVIDIA GeForce GTX1070 Ti 8GB(PCI Express3.0)」となってます、これはうれしいですね。
注目なのが、ケースが「オリジナル ガレリア専用 KTMケース ブラック」という事でしょうか。ミニタワーケースです。ケースのデザイン・仕様も詳しくレビュー評価していきます。
ゲーミング性能に関するベンチマーク測定結果
人気タイトル・定番ベンチマークソフトのスコア
ドラゴンクエストⅩ |
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最高品質 | 18559 | すごく快適 |
ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター |
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最高品質 | 13312 | 非常に快適 |
高品質 | 13356 | 非常に快適 | |
標準品質 | 15392 | 非常に快適 | |
ドラゴンズドグマオンライン |
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最高品質 | 11330 | とても快適 |
ファンタシースターオンライン2 EP4 |
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設定 6 | 044292 | 快適に動作 |
バイオハザード6 |
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- | 21682 | RANK S |
GeForce GTX 1070Ti 8GB/Core i5 7500 (全ソフト共通 … 解像度 1920 × 1080 pix / フルスクリーン) |
うん。これは良きスコア出てますね。ここでちょっと比較をしましょう。比較モデルは、同じ GeForce GTX 1070 Ti 搭載で、出たばかりの第8世代 Core i7 8700K のモデル、GALLERIA ZV です。因みに、GALLERIA ZV は GALLERIA 一番人気のゲーミングPCです。
この比較は、つまり CPU の違いでどれだけグラボの性能(スコア)を引き出しているのか?という事ですね。
GeForce GTX 1070 Ti 搭載 × Intel Core i5 7500 or Core i7 8700K でベンチマークスコア比較
GeForce GTX 1070 Ti 8GB | ![]() |
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Core i5 7500 | Core i7 8700K | ||
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最高品質 | 18559 | 21423 |
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最高品質 | 13312 | 14712 |
高品質 | 13356 | 15335 | |
標準品質 | 15392 | 18801 | |
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最高品質 | 11330 | 13302 |
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設定 6 | 044292 | 081127 |
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- | 21682 | 24818 |
全ソフト共通 … 解像度 1920 × 1080 pix / フルスクリーン |
当然の結果ですが、Core i5 7500 大健闘だと思います。現時点での両モデルの価格差は税抜き価格で、
GALLERIA DF | 142,980 円 |
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GALLERIA ZV | 174,980 円 |
差額 | 32,000 円 |
という具合です。GALLERIA ZV は 179,980円 ⇒ 174,980円 という値引き期間っぽいですが、常時感があるので、実質 32,000円 差という事で良いでしょう。この価格差とスコア(パフォーマンス)の差をどう評価するか?ってトコだと思うんですが、
予算もうちょっと頑張れるなら、GALLERIA ZV がおすすめ
かな~?と思います。伊達に一番人気モデルなだけあって、5,000円値引きがデフォルトっぽいし、チップセット(マザー)が第8世代対応なんですよね。GALLERIA DF は B250、ZV は Z370 ですから、これも価格差を考えるときの材料になると思います。
コスパで評価するなら GALLERIA ZV がやっぱり良いです。ただし、Core i5 7500 はかなり十分なスコアを引き出していると思いますね。
3DMARK(TIME SPY・FIRE STRIKE)
TIME SPY 1.0 |
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GeForce GTX 1070Ti 8GB/Core i5 7500 | ||
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SCORE | 5942 |
Graphics Score | 6589 | |
CPU Score | 3477 | |
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FIRE STRIKE 1.1 |
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GeForce GTX 1070Ti 8GB/Core i5 7500 | ||
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SCORE | 14676 |
Graphics Score | 20142 | |
Physics Score | 7885 | |
Combined Score | 7314 | |
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3DMARK では GALLERIA ZV(Core i7 8700K)と比較すると大きくスコアを落としてます。
VRMARK
VRMARK ORANE ROOM BENCHMARK DESKTOP 1.0 |
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GeForce GTX 1070Ti 8GB/Core i5 7500 | ||
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SCORE | 8546 |
Average frame rate | 185.91 fps | |
Target frame rate | 109.00 fps | |
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VR性能は GALLERIA ZZ と比較してそこまで違いはありませんでした。
基本的な処理能力に関するベンチマーク測定結果
CPU-Z(Intel Core i5 7500)
CPU-Z ベンチマーク結果 |
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CPU シングルスレッド | 431.3 |
CPU マルチスレッド | 1693.1 |
シングルスレッドではまずまずのスコア。ここでまた比較を。
Intel Core i5 7500・7700K、AMD Ryzen 7 1800X で CPU-Z のベンチマーク比較
CPU シングルスレッド | CPU マルチスレッド | |
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Intel Core i5 7500 | 431.3 | 1693.1 |
Intel Core i7 7700K | 492.0 | 2648.0 |
AMD Ryzen 7 1800X | 426.9 | 4538.0 |
さり気に Ryzen 7 1800X のマルチスレッドスコアが際立ってしまった印象がありますが、Core i5 7500 まずまずの結果ですね。
CINEBENCH R15(Intel Core i5 7500)
CINEBENCH R15結果 |
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CPU | 600 cb |
OpenGL | 112.50 fps |
GeForce GTX 1070 Ti × Intel Core i5 7500 or Core i7 8700K・7700K の CINEBENCH の比較
CPU(cb) | OpenGL(fps) | |
---|---|---|
Intel Core i5 7500 | 600 | 112.50 |
Intel Core i7 7700K | 958 | 138.62 |
Intel Core i7 8700K | 1440 | 151.11 |
SINEBENCH では i7 8700K の素晴らしさが際立ちましたが、i5 7500 やはり十分なスコア出てますね。
CrystalDiskMark 6.0.0 Shizuku Edition x64(SSD・HDD)
SSD(250GB)
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crucial MX300 CT525MX300SSD1 ベンチマーク結果 |
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Read [MB/s] | Write [MB/s] | |
Seq Q32T1 | 522.1 | 503.0 |
4KiB Q8T8 | 248.2 | 326.7 |
4KiB Q32T1 | 245.6 | 272.0 |
4KiB Q1T1 | 24.97 | 118.3 |
HDD(1TB)
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TOSHIBA DT01ACA100 ベンチマーク結果 |
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Read [MB/s] | Write [MB/s] | |
Seq Q32T1 | 199.3 | 183.6 |
4KiB Q8T8 | 1.243 | 1.466 |
4KiB Q32T1 | 1.348 | 1.001 |
4KiB Q1T1 | 0.576 | 0.278 |
SSDがクルーシャル製、HDDがTOSHIBAでした。
マザーボード、電源ユニット、グラフィックボードなど、ケース内部のパーツをチェック
GALLERIA DF のPC内部の様子とパーツの構成をチェックしていきます。だいぶコンパクトに収まってますが、想像していたよりゆとりがありますね。ストレージ、メモリあたりはわちゃわちゃしてますが。
ストレージやメモリの交換などでケーブルさばくのは面倒な感じですね。
CPUクーラー
CPUクーラーは、やはりケースの大きさからくるエアフローの窮屈さを考慮してか、おおきめのやつが付いてました。DEEPCOOL(九州風神)。
電源ユニット
電源ユニットは一周回って懐かしい上部に固定。モノは DELTA製 500W、80PLUS BRONZE でした。
マザーボード(Intel B250 チップセット)
マザーボードはASUS PRIME B250-A でした。microATXサイズながらM.2スロットが2つあるのは見逃せない感。
ASUS PRIME B250-A の主なスペック
対応CPU | Intel Core i7/i5/i3、Pentium、CeleronシリーズCPU対応 | ||
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チップセット | Intel B250 | ||
対応メモリ | DDR4メモリ×4枚(最大64GB) | ||
HDMI 1.4b | 1 | DVI-D | 1 |
D-Sub 15ピン | 1 | PCIe 3.0 x16 | 1 |
PCIe 3.0 x1 | 1 | M.2 | 2 |
SATA 6Gb/s | 6 | 1000BASE-T | 1 |
USB 3.0 | 4 | USB 2.0 | 6 |
USB 5Gb/s Type-C | 1 |
USB3.1、でもType-Cがあるというのが特徴だと思います。
ASUS PRIME B250-A バックパネルインターフェースの構成
PS2端子 | マウス | 1 |
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キーボード | 1 | |
USB | 2.0 | 2 |
3.0 | 2 | |
Type C | 1 | |
映像出力 | DVI-D | 1 |
D-Sub 15ピン | 1 | |
LAN | - | 1 |
オーディオ | マイク入力 | 1 |
ライン入力 | 1 | |
ライン出力(ステレオミニプラグ) | 1 |
ゲーミング用途ならこっちに DVI-D と D-Sub だけで全然OKだなーという気付きを得られました。特に、↓ の Palit の仕様なら。
グラフィックボード
今回はドスパラ御用達のPaLitでした。補助電源は 8pin いっこ。
個人的「最強仕様」です。頑張ってるDVI-D。
GALLERIA DF で PUBG をプレイ!快適な環境でプレイするためのベスト設定は?
最近もっぱらゲーミングPCをレビュー評価する基準が『PUBGができるか否か?』になっています。今回も GALLERIA DF で PUBG やりました。プレイ時間150時間超えてきました。でもまだドン勝出来てません…。アラフォーFPSデビューには厳しい…。
とりあえず各設定でフレームレート平均を測ってみた
FRAPSLOG | 測定の尺(フレーム数) | FPS 平均 |
---|---|---|
ウルトラ | 114450 | 78.122 |
高 | 53987 | 90.114 |
中 | 199853 | 112.863 |
低 | 178542 | 120.052 |
この測定のために4回戦したわけですが、その前に普通に5回プレイしてて、測定の事思い出して『うおお!』ってなって、3時間位ノンストップでプレイして目が痛くなりました。
プレイした体感的に「ウルトラ」や「高」は非推奨
とりあえず平均数字を出したんですが、あくまで目安ですね。PUBGはどうやら場所によってのFPS値のムラが激しいゲームらしく、実際に測定したら、例えばウルトラの場合、プレイヤーが多く混在するロビー待機の所とか、
ちょっと60を割ったりする時もあるので、
GALLERIA DF の場合、超快適な環境でプレイする場合「中」あたり
が体感として最も良かったですね。
ウルトラ確かに綺麗で自分もウルトラ派なんですが、配信とか平行したい人はやっぱりキツいと思います。PUBGが刹那の判断の連続なので、カクつきは命取りですから。
まとめとして、GALLERIA DF はまったく問題なくPUBGとかできます。ただし、ウルトラのディティールと中のディティールは多少の差があるので、本当にトップクラスの中でプレイする人になりたい or 現在そのレベルの人は、さらにハイエンドPCを求めるべし!です。
私のような 超初心者 and へたっぴさ の人はPUBGエントリーモデルとしては最高のモデルですね、価格的に。
メモリは16GBにカスタムしておいた方が良いかも
あ!それと、PUBGはメモリを超食います。7~8GB余裕で使いますので、標準の8GBだとギリギリ感があるので、その他のタスクも平行する人は16GB推奨です。ただそれだと15万をさらに超えてきてしまうので、ここは考えモノ。
中設定で他のタスク(配信とか)を平行せずに、PUBGオンリーでいくなら大丈夫だと思います。最近メモリ高めなので嫌ですねー。
以上、GALLERIA DF のレビューを終わります。